一乗寺下り松 京都市 宮本武蔵と吉岡一門との最終決戦の地!

住所:京都府京都市左京区一乗寺花ノ木町
アクセス:叡山電鉄一乗寺下車、西へ600m
昔と変わらずその松ノ木は立っていた。今から40年以上前、当時学生であった頃の一時期に「吉川英治」文学に没頭し、毎日読み耽っていた中、”宮本武蔵”に大変な興奮を覚えこの一乗寺下り松を見に来たことがあった。
背景に京都に下宿していたことも起因したのだろうか。本を片手に鴨川に行ったり、ここ近くの詩仙堂へ行ったり、お気に入りの喫茶店に行ったりと、今から思えば大変贅沢な時間を過ごしたものだ。
ここ一乗寺は平安中期頃、この辺りに一乗寺という寺があったが、南北朝の動乱以降に廃絶しこの寺の名前だけが地名として残ったとのこと。
そして、この一乗寺下り松は”宮本武蔵”が、まだ無名であった頃に二刀流の開眼をし、宮本武蔵が全国にその名を馳せることとなった決戦場であるが・・。
しかし、私としてはこれ以降の宮本武蔵の剣豪としての生き方に興味を覚え、精神的な修養を禅にも共通した心、強い意志にあこがれたものだった。
吉岡一門との数十人ともいわれる決闘の末に勝利し、それ以降”宮本武蔵”は剣豪という名声を得た反面、常に他の剣豪から狙われることになる。
そして、もう一つ印象深いのがこの決闘を前に、武蔵が八大神社にて神頼みをすることを思いたった場面である。「神仏に頼ろうとした自分に気づき直前で辞めた」逸話である。
40年が去り改めてこの松の木の前に立って、当時からの自分を振り返ってみるも、己の小ささに”時”の無を感じえない。
そして、この松の木だけが悠々とここに存在しているだけであった。

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