「竜の道(昇龍篇)」 白川道(著)潜伏したブラジルより舞い戻った竜一と官僚の竜二の熾烈な復讐劇が始まる

幻冬舎文庫 730円 初版発行2017年4月15日
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巨額詐欺事件を首謀した竜一は50億の金を残し、ブラジルに潜伏した後、整形手術を施し東京に舞い戻った。一方、官僚となった竜二は、その金を150億もの資産にし、兄を待つ。狙いは、少年期の二人を地獄に陥れた巨大企業を叩き潰すこと。バブル前夜のその夏、金と才覚を生かす兄弟の熾烈な復讐が始まる。著者の絶筆作にして、極上エンターテイメント。
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感想
前回読んだ「竜の道(上・下)」が面白く、何か終わりが物足りなく、下巻とはあるものの続編があるのではないかと思い探してみたところ、昇龍篇があると知り、早々に買い求め読み切った。巻末にあるように著者は既に亡くなっており、全く至極残念であるが、是非とも続編としての完結編を読みたいものであった。竜一と竜二の双子でありながらの相対する人間性、強さ弱さ、社会の表と裏の背景と、どれをとっても読んでいて飽きさせない展開だけに、惜しまれる思いでもある。
他の作品をまだ読んではいないが、「天国への階段」・「祈るときはいつもひとり」など、是非読みたい本である。

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