1%の努力 1%のひらめきがなければ、99%の努力はムダになる
ひろゆき(西村博之)著 ダイヤモンド社 1500円 初版発行2020年3月4日
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ラクを極めた管理人がマジメに語る、「生い立ち」「起業」「ビジネス」「これから」の話。
「頭のいい生き方」を教えよう。
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「99%の努力と1%のひらめき」というのは、
発明家エジソンの有名な言葉だ。
しかし、これの真意をみんな誤解している。
本当は、「1%のひらめきがなければ、99%の努力はムダになる」という現実的な言葉だ。
ひらめきもないまま、ムダな努力を積み重ねていっても意味がない。
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目次
序文「1%の努力」とは何か
エピソード1 団地の働かない大人たちー「前提条件」話
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エッグスタンドのある家
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赤羽の話からはじめよう
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子ども部屋おじさん
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守るべきラインはどこにある
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弱者の論理
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チャンスの前提条件を捕まえよう
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お小遣い制度の人にはわからないこと
エピソード2 壺に何を入れるかー「優先順位」の話
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大学生に話しておきたいこと
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最初に買ったパソコン
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捨てるものを決める思考法
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利子だけで暮らそうとした
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9つのバイトが教えてくれたこと
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世の中は高校生レベルで成り立っている
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キャパオーバーする瞬間
エピソード3 なくなったら困るものー「ニーズと価値」の話
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できるけど、やりたくないこと
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仕事の正しい選び方
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出すぎた杭は打たれない
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潰されていった天才たち
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性善説を前提にしよう
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価値があるように見せる
エピソード4 どこにいるかが重要ー「ポジション」の話
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自由な広場とボール
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僕のポジション取りを語ろう
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言ってはいけないことを言う
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逆張りVS紋切り型
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偉い人と現場仕事
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日本を1つの村として見る
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ユニークな人が生き残る
エピソード5 最後にトクをする人ー「努力」の話
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成功率を上げる方法
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トップが下を殺しうる
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ラクを追いかけてラクできない矛盾
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みんなで解決するという神話
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社会システムが悪いんだ
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権威に弱い自分
エピソード6 明日やれることは、今日やるなー「パターン化」の話
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ぼくは天才タイプじゃなかった
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ヒマをヒマでなくす技術
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天才を支える人
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頑張る方向を見定める
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ゼロからの実績づくり
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お金儲けの上にあるもの
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予測不能なものに対価を
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個人主義の度合い
エピソード7 働かないアリであれー「余生」の話
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あらゆることを調べつくせ
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肉屋を応援する豚
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さも、意味ありげに生きられるか
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パリの働かないアリたち
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世界中に善意はある
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最後にはすべて笑い話にできる
おわりに
ひろゆき・全思考まとめ
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感想
「西村博之」こと「ひろゆき」氏の著作を読んだのは今回が初めてになる。
「2チャンネル」を開設し、「ニコニコ動画」を開始、更に「論破王」として有名で題名の「1%の努力」というタイトルに惹かれた部分もあり、天才的人物かなと思い読み始める。
ものの観点・視点のとらえ方が独特で、とっても面白く最後まで一気読み!
特に興味深かったのは「99%の努力と1%のひらめき」で、「1%のひらめきがなければ、99%の努力はムダになる」とのくだりが納得せざるを得ない。
また、「この壺は満杯か?」という話も「なるほど」と思わせられる。
全体を通して、論破王という攻撃的文脈を想定していたが、どこか穏やかで押しつけがましくなく、人に対して好意的な感性を感じられた。
ただ、それだけに学びとしては今一つ、物足りなさを感じ得なかった。