清水灯台(保存灯台)静岡県静岡市 日本最初の鉄筋コンクリート造りの八角灯台

住所:静岡県静岡市清水区三保2110-5
参観時間:内部見学はできない
料金:なし
休み:なし
駐車場:あり(清水三保海浜公園:無料)
問合:()
アクセス:JR東海道本線清水駅から東海大学三保水族館行きバス30分、終点下車徒歩10分
2473 保存灯台
塗色・構造:八角白色搭型(コンクリート造)、太さ3.3m
レンズ:第6等フレネル式
灯質:群閃白光(毎20秒に2閃光)
光度:67.000カンデラ
光達距離:14海里(26km)
明弧:175度から17度
高さ :地上~灯塔頂部17.7m
   :平均水面上~灯火21.0m
       :地上~灯火 m
点灯年月:明治45年3月1日(1912年)
令和元年8月25日(2019年)
美保の松原からの富士山を見たくやって来たが、天気は曇り空で残念なことに富士山の形さえも認識できず、海岸沿いの砂浜を散策し、ここ清水灯台までやってきた。
東海大学付属の中学校野球場を通り過ぎ、三保園ホテルの横にうっそうと茂る林の中にこの灯台がある。突き当りは海岸で道なりに左折し、清水三保海浜公園に駐車場があった。
駐車場すぐ脇に、甲飛予科練之像が立っている。
石碑には「太平洋戦争の末期、海軍甲種飛行予科練の訓練場があった所」とある。
この灯台はAランクの保存灯台で、三保半島の東端に立つ白亜の八角形灯台である。
塔高も17.7mあり、そのスマートさは美しくもある。これが日本で最初の鉄筋コンクリート造りの灯台であるかと思うと何故かうれしくさえなる。
灯台は残念ながら塀に囲まれた敷地内にあり、立ち入ることはできないが、それでも塀のすぐ脇に立っているので片面だけでもすぐ触れそうな距離にある。
見上げる高さである。
そして、見上げたそのてっぺんには避雷針と共に東西南北の羅針と風見鶏の天女の羽衣が描いてある。実にいい!
この灯台は、別称「三保灯台」とも呼ばれその由来にちなんで天女が描かれたのだろうか。
周辺は日本平県立自然公園の一部であり、この灯台は閑静な場所にあり実に長閑であった。
そして前述の石碑を思うと、予科練修生は何を思いこの灯台と富士山を見ていたのだろうか?

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