「図太さの力(自分の限界を破る)」 打たれ強い己の鍛え方,信じられるのは自分だけ!タフでなければ勝ち残れない
落合信彦(著) 青春出版社 1600円 初版発行2008年7月14日
図太さを忘れた日本人へ
目次
はじめに 図太さを忘れた日本人へ
一章 打たれ弱くなった日本人
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バネになるような逆境体験がないまま中年に…
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死んでしまえば、みないい人になる
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本当に欲しかったら、死をも覚悟する
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人に頼っていると、いつ騙されるかわからない
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ベトナム戦争の時に成人年齢を18歳にすべきだった
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人に語れる人生を送っているか
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パソコンにのめり込むより、女に夢中になれ
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安倍晋三が世界から求められていた言葉
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中国には何も言えない日本人
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外見は虎の皮で格好いいが、内面は羊
二章 金儲けより自分の値打ちを磨け
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子どもと向き合うな、背中で語れ
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起業は戦争。副業の延長線上にはない
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世界の大富豪が本当に大事にしているもの
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チャンスは一度しかないと思い込む日本人
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日本の投資家の知的レベルとは
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ジョン・F・ケネディが国民に与えた希望
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金では買えない「品格」の身につけ方
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助かる命を見殺しにする日本の値打ち
三章 図太い自分の作り方
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罵倒されても耐えられる心の強さ
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「衰える体」と「冴える頭」のバランスをいかにとるか
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仕事なんて100のうち5うまくいけば最高
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上司としてもっと図太くなるには…
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自分のことを嫌いな人は自分に興味がない
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振られてもめげずに”オス度”を上げよ
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優秀な営業マンは二重人格の人が多い
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人のアイディアを拝借する図々しさをもて
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断わることが苦手な人に効く特効薬
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結婚という仕組みから解放される勇気
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なぜ日本の町には個性がないのか?
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人を裁けるほど、図太い人がどれだけいるのか?
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英語が話せずに、海外でオドオドする日本人
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セクハラやパワハラへの3つの対処法
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部下にとって優しい上司などありがた迷惑だ
四章 世界の図太い国に学ぶ「腹の据え方」
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世界のどこでも生き延びられる中国人の逞しさ
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決して国家を裏切らなかったチャーチルに学ぶ
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日本と中国のモノマネ文化の違い
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スポーツ、経済で躍進する韓国の脅威
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ロシア人にとって
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プーチンは図太さのモデル
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相撲界の図々しさから学ぶものはない
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スイスが永世中立に注ぐパワーを見習え
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ジョージ・ブッシュが超えられなかった3つの壁
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専制国家イランとロシアを崩壊させる方法
おわりに 世界がいま「図太さ」を必要としている
感想
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2008年初版というから14年前の本となる。しかし、目次にあるように全てが今に通じ興味深い題材であった。まるで今を予見しているような鋭い視点に驚かされた。
内容的には、短編エッセー集のような触りに終始し深く掘り下げたものはなく物足りなさを感じえず、この半分の題材でよいので、深く突っ込んだ内容であればと思ってしまった。
表題の「自分の限界を破る 図太さの力」は言葉としては魅力的だが、内容としてはあまり説得力には欠けていた。
しかし、図太さ=骨太な人 が減ってきたと今の時代を切に感じる。